・世界各国から150名以上が日本に集結し、JTB Global Business Unit Headquarters主催の
社内表彰式「GBU AWARDS 2024」を開催
・基調講演・表彰式・パーティを融合させた心を揺さぶるプログラムを実施
・「強みを磨く」をテーマに、会場演出から進行まで細部にこだわった企画を展開
・臨場感あふれる演出で会場の一体感を生み出し、JTBのグローバル事業が目指す“未来への姿”を共有
JTBについて
JTBについて
ソリューション
参考
事例紹介
クライアント :JTB自主企画イベント
業界 :旅行代理店
参加者 : 現地152人、オンライン456人
実施国 :東京、汐留、コンラッド東京
期間 :2025年7月18日
・世界各国から150名以上が日本に集結し、JTB Global Business Unit Headquarters主催の
社内表彰式「GBU AWARDS 2024」を開催
・基調講演・表彰式・パーティを融合させた心を揺さぶるプログラムを実施
・「強みを磨く」をテーマに、会場演出から進行まで細部にこだわった企画を展開
・臨場感あふれる演出で会場の一体感を生み出し、JTBのグローバル事業が目指す“未来への姿”を共有
JTB Global Business Unit Headquartersは、グローバル事業における2024年度の成果と貢献を称えるとともに
好事例の共有や今後の事業の方向性を示す場として「GBU AWARDS 2024」を開催しました。
本イベントは2012年から開催されており、JTBが手掛ける多くのグローバル事業を取り上げ全ての社員にスポットが当たるような表彰カテゴリーを用意しており、コロナ禍の時期は規模を縮小したオンラインのみの開催を余儀なくされましたが、2023年から会場参加のセレモニーイベントが復活しました。
イベントのプログラムは、基調講演、表彰式、パーティの3部で構成されており今回のテーマは「Rise to Shine」。
前年の「Reborn to Rise」を踏まえ、「個々の強みを磨いてさらに成長する」という強いメッセージを込めています。
担当した部署は、世界中で数々のMeetings&Eventsを成功に導いてきたJTB Global Business Unit Headquarters。
約5時間のイベントを通じて、参加者が楽しみながら自身の仕事へのモチベーションを高められるような企画をプログラムに反映しました。
GBU AWARDSは、過去の成果を振り返るだけの場ではなく受賞者の存在が仲間の挑戦を後押しする、そんな前向きなつながりが広がってほしいという想いがありました。
そして、「来年もぜひ参加したい」と感じてもらえるようなイベントにするべく参加者の満足度を高めるには、
これまでの開催イベントを振り返り、踏襲する部分と改善する部分を把握する必要がありました。
まずはイベントのメインプログラムである表彰式。各カテゴリーの表彰に加え、一部の表彰では当日にプレゼンテーションを行い参加者全員の投票によってその場でグランプリの受賞者が決定する仕組みです。
独特な緊張感と大きな感動が生まれる毎年好評なプログラムであるため、前年までの手法や手順を踏襲しつつ参加者の満足度をさらに高めるために、前年に実施したアンケートを参考に細かなアップデートを加えることを意識しました。
次に重要視されるのが、「強みを磨こう」というメッセージの届け方です。企業のセレモニーでは単にプログラムを実施しただけでは、社員一人ひとりがメッセージを“自分ごと”として捉えることが難しい場合があります。
会場全体の一体感を意識しつつ、日常の業務とは異なる驚きや感動を体感できる仕掛けを施すことで、参加者の記憶に残る企画を作る必要がありました。
さらに、イベント会場の快適性も重要なポイントです。
世界各地から集まる参加者にとっては、時差や生活習慣、文化、気候の違いなどに加え、会場での過ごし方に対する感覚や快適と感じる基準も様々です。誰にとってもストレスなく、自然体で参加できる空間づくりが重要な課題となっていました。
・現地・オンラインを問わず全ての参加者が一体感を得られるような演出を企画
・世界各国からの参加者に対し可能な限りスムーズに対応できる体制を整備
・前年のアンケート結果をもとに会場設営における細部の改善点を検討
・多様なバックグラウンドを持つ参加者でも楽しめる体験を設計
・参加者を飽きさせないメリハリのある演出やプログラムを組み込む
グランプリの受賞者を決める投票は既存のアプリをカスタマイズして運用し、オンライン参加者と会場参加者の全員がスムーズに投票できる仕組みを整えました。
さらに、時差の影響で参加が難しい社員にもできる限り投票してもらえるよう、実施時間を細かく調整しました。
これにより、当日のスピーチでは「手に汗を握る緊張感」と「一票の重み」が参加者に伝わり、臨場感と熱狂的な盛り上がりを生み出すことに成功しました。
「強みを磨く」というテーマを伝えるために、様々なクリエイティブを随所に取り入れました。なかでも前年度で特に好評の声が多かったのが、成長に向けた新たなフェーズを象徴する存在として会場に設置したシンボルツリー。
今年度は枝葉が広がり大きく成長したデザインに変更し、
「参加者と会社が共に成長した」というストーリーをより印象付ける演出をしています。
さらに基調講演の最後には、会場の一体感を醸成する仕掛けとして、大相撲で活躍した技巧派の元力士の「塩まき」に見立てた演出を実施。小柄な体格でも技を磨くことで勝負を勝ち抜いてきた姿をJTBグループと重ねる狙いがありました。
個々の強みを活かして模倣困難な事業を展開し、競争優位制を構築して高みを目指す強い決意を「塩」に見立てた輝くリボンを参加者全員で大量に撒くことで表現しています。
想像を超えた体験と演出によって大きな感動と会場の一体感が生まれ、JTBグループとして伝えたいメッセージをより強く印象付けることに成功しました。
長時間の社内セレモニーを飽きずに楽しめるように、プログラムの内容には緩急の変化をつけました。基調講演と表彰式はレーザーによる迫力の演出などを用いて、大きな臨場感を味わえる空間を設計。
加えて、前年度のフィードバックをもとに空調やコーヒーサービスなどの細かい改善も行い、より快適に過ごせる環境を整えました。
その後のパーティでは、変化をつけるために日本式に変更。
落ち着いた三味線の演奏で幕を開けて、社員同士の交流が弾むように落ち着いた空間をデザインしています。
全体のスケジュールを調整しやすくするために、イベントの告知時期を約3ヶ月前から約7ヶ月前に変更しました。
従来よりも長めに準備期間を確保したことで、海外から訪れる社員はスケジュールやビザ手続き、宿泊手配を円滑に実施できました。事前準備を早めに行えたことで、日本にいるクライアント先への訪問や対面でのミーティングも同時に調整可能となり、表彰式の参加だけでなく日本へのビジネス出張としての効果を最大化することにも成功しました。
JTB Global Business Unit Headquartersが開催した「GBU AWARDS 2024」は、世界各国から現地・オンライン合わせて600名以上が参加する大規模な社内イベントとなり、社員のモチベーション向上と組織全体の一体感を醸成することに成功しました。
プレゼンや投票における緊張感や臨場感、快適な会場設計を評価する声に加え「来年は自分が表彰される側になりたい」といった当事者意識の高まりも多く寄せられ、次回開催への期待感を一層高める結果となりました。
部門間・地域間の交流も活発に行われ、国や文化を超えてJTB Global Business Unit のつながりを実感できる機会となりました。
とりわけ旅行事業にとっては、苦しいコロナ禍を経て実現した大規模な集まりという点において、「実際に人と会って交流するからこそ生まれる感動や一体感がある」と実感する声が多く聞かれたのも印象的でした。
成功の要因は、JTBグループのグローバル事業が旅行事業で長年培ってきた一人ひとりに寄り添う「おもてなし力」と、MICE事業で磨き上げてきた「クリエイティブ力」の高度な融合であり、これこそがJTBが持つ独自の強みの一つです。
本イベントはJTBグループとしての「共通の方向性」を確認し、未来へと向かう一体感を醸成する場としても大きな意義を持つものとなりました。
今後もJTBは旅行事業で培った強みを軸に進化を続けながら、国際社会におけるクライアント企業の課題解決と参加者の満足度向上を両立した価値あるイベントを創出していきます。